ナレッジ設計シート
AIの答えが一般論になる理由の一つは、あなたの店も、お客さんも、決めたことも知らないことです。このシートに書いて渡すと、AIはその前提で考えられるようになります。
- まず下の「最初の3つ」だけ埋めます。分からない所は空けたままで構いません
- 埋めた分をコピーして、使っているAIに貼ります(貼り方は特典③)
- AIの答えを直したくなったら、直した内容をシートに1行足します
「あとで足す4つ」は、使いながら埋まれば十分です。
書かないもの: パスワード、ログイン情報、カード番号、お客さんの名前や連絡先、相談の原文、人に見せられない契約の中身。お客さんの話は、誰か分からない形に要約して書いてください。
最初の3つ
自分
ゴールと今
AIとの約束
そのまま使えます。
- 送信、投稿、購入、削除など表に出る操作は、必ず確認してから行う
- 事実と推測を分けて書く。分からないことは分からないと言う
- 私に聞く前に、渡した資料を読む
- 大事な点が足りない時だけ質問する。質問は1問ずつ
- 私が直したことは覚えて、同じ間違いをしない
このページから入力内容を外へ送ることはありません。入力はこの端末のブラウザに残ります。共用の端末では、終わったら「入力を消す」を押してください。コピーした内容やAIに貼った内容は、これでは消えません。
あとで足す4つ
事業
お客さん
やり方
言葉
自分で書くのが面倒な時(AIに質問してもらう)
自分で書くのが面倒なら、このシートごとAIに貼って、次のように頼んでください。
このシートの「最初の3つ」を、1問ずつ私に質問して埋めてください。 私が答えたら次の質問へ進み、最後に清書してください。 「あとで足す4つ」は、私が希望した時だけ質問してください。 分からない項目は飛ばして「未記入」と書いてください。推測で埋めないでください。 パスワードやお客さんの個人情報は聞かないでください。
書き方の例(架空のお店です)
- 今の役割:美容室のオーナー兼スタイリスト。スタッフ2名
- 来てほしいお客さん:白髪が気になり始めた40代。「若作りに見えない白髪染め」を探している人
- よく聞かれる質問:「明るくしても白髪は目立ちませんか」
- 今月の目標:新規の予約を増やす。今はインスタからの予約を数えられていない
- 二度とやらないこと:割引だけを打ち出す投稿
- 使わない言葉:「誰でも」「絶対」「簡単に」
具体的に書くほど、AIの答えが自分の話になります。「40代女性」より「白髪が気になり始めた40代」、「丁寧な接客」より「初回は30分カウンセリングする」です。
育て方
- 直した内容をシートへ1行足す
- 週に1回、「ゴールと今」を書き直す
- 月に1回、古くなった内容を消す
僕が今AIに任せている仕事リスト
僕が実際に任せている仕事だけを載せています。そのまま真似する一覧ではなく、自分の店ならどれかを探す材料にしてください。
見てほしいのは「自分で決めること」です。調べる、作る、記録するのはAIに任せて、決めることとお客さんの前に立つことは手放していません。
毎日の段取り
今日やること
- AIの動き
- 事業のゴールから、今日のタスクに分けて出す
- 自分で決めること
- 何を優先するか
仕事の取りこぼし防止
- AIの動き
- 会話で出た仕事を、その場でゴールの一覧に入れる
- 自分で決めること
- やる、やらない
インスタの調査と運用
フォロワーの分析
- AIの動き
- 悩みの傾向を3つに分け、リールの題材にする
- 自分で決めること
- どの悩みに答えるか
見本アカウントの見張り
- AIの動き
- 5アカウントを毎週月曜の朝に調べ、伸びた型と翌週の投稿案を報告する
- 自分で決めること
- 採用する案
ストーリーズの記録
- AIの動き
- 毎朝集めて、内容を一覧にためる
- 自分で決めること
- 何を続けるか
伸びたリールの分析
- AIの動き
- 再生の多いリールから、タイトルの付け方を言葉にする
- 自分で決めること
- ルールとして残すか
投稿カレンダー
- AIの動き
- 曜日に合わせて、1か月分の案を組む
- 自分で決めること
- 案の確認と調整
数字の記録
- AIの動き
- 投稿の数字を読み、表に残す
- 自分で決めること
- 数字をどう読むか
制作
リールの台本
- AIの動き
- 型に合わせて下書きする
- 自分で決めること
- 言う内容と最終OK
リールの書き出し
- AIの動き
- 素材動画に文字をのせて、候補を並べる
- 自分で決めること
- どれを出すか
セミナー資料とスライド
- AIの動き
- 構成と下書きを作る
- 自分で決めること
- 話す内容
Webページ
- AIの動き
- ガイドなどのページを作る
- 自分で決めること
- 公開するか
短い動画とBGM
- AIの動き
- 画像を動かす動画や音楽を作る
- 自分で決めること
- 使うか
ライブとセミナーの裏方
特典配布の確認
- AIの動き
- ライブ中に自動応答が届いているかを見る
- 自分で決めること
- 届かない時の案内
自動応答の設定
- AIの動き
- キーワードとDMの文面を設定する
- 自分で決めること
- 文面と公開
終わった後の記録
- AIの動き
- 録画を確認し、書き起こし、要約と数字の振り返りを作って保存する
- 自分で決めること
- 次に何を変えるか
チェック
公開前のチェック
- AIの動き
- 作ったのとは別のAIが、言い過ぎや根拠のない数字を確かめる
- 自分で決めること
- 指摘を受けるか、公開するか
判断の準備
- AIの動き
- 調べた事実と選択肢、推奨を1枚にまとめる
- 自分で決めること
- どれを選ぶか
経営の数字と調査
売上の確認
- AIの動き
- 決済サービスで商品別の売上、決済の成否、継続と解約を確認する
- 自分で決めること
- 打ち手
制度やツールの調査
- AIの動き
- 調べて、参考資料と推奨案を揃える
- 自分で決めること
- 採用するか
知識をためる
決めたことの記録
- AIの動き
- 会話で決まったことを書き残し、他のAIとも共有する
- 自分で決めること
- 残す価値があるか
最初の1つの選び方
全部やる必要はありません。次の3つに当てはまる仕事を1つ選んでください。
- 毎週、同じ手順でやっている
- 間違えても、人に見せる前に直せる
- 自分でなくても、できる人がいそう
AIの答えが薄いと感じたら、特典①のシートに戻って、足りない前提を足してください。
AI別の初期設定プロンプト
プロンプトは、AIに渡す指示文のことです。特典①のシートを埋めてから使います。
スマホで始める人は、「Muse」と「覚えたか確かめる」だけ読めば十分です。 Claude CodeとCodexは、パソコンの中のファイルをAIに扱わせたい人向けです。
どのAIでも: パスワード、ログイン情報、カード番号、お客さんの名前や連絡先、相談の原文は渡さないでください。
プロンプトをコピーすると、①に書いた内容が「ここに特典①を貼る」の所へ自動で入ります。
Muse
Metaが提供するAIです。App StoreかGoogle Playで「Muse from Meta」を入れるか、Web版の muse.ai で始めます。使用制限付きの無料枠があります。条件は公式ページで確かめてください。
最初の会話に、埋めたシートと一緒に貼ります。シートはコピーしたそのままで構いません。
これから私の仕事の相棒になってください。 下のシートが、私と事業についての前提です。覚えて、今後の提案に使ってください。 やってほしいこと: 1. シートを読んで、私の事業を3行で説明してください 2. 大事な点が足りなければ、1問ずつ質問してください(最大3問) 3. 終わったら、覚えた内容をまとめてください 守ってほしいこと: - メールの送信、投稿、購入など表に出る操作は、必ず確認してから行う - 事実と推測を分けて書く - 私が直したことは覚えて、同じ間違いをしない 【シート】 (ここに特典①を貼る)
慣れてきたら、Museの設定にある連携(ほかのサービスとつなぐ機能)でInstagram、Gmail、Googleカレンダーのうち使うものをつなぎます。パスワードをチャットに書く必要はありません。
詳しい手順は、初期設定7ステップのページにあります。
Claude Code
入れ方と料金は公式ページで確かめてください。Claude Codeは、作業フォルダの CLAUDE.md を読んでから動きます。作業フォルダは、AIに扱わせるファイルを入れるフォルダです。
作業フォルダでClaude Codeを開き、シートと一緒に貼ります。
このフォルダの CLAUDE.md に、私と事業についての前提をまとめてください。 手順: 1. CLAUDE.md が既にあれば読んでください。今ある内容は消さないでください 2. 下のシートを項目ごとの見出しで短く整理し、追記案を見せてください 3. 未記入の所は推測で埋めず、「未記入」と残してください 4. 私がOKしてから保存してください 次の決まりも入れてください: - 送信、投稿、購入、削除など表に出る操作は、必ず確認してから行う - 事実と推測を分けて書く - 私に直されたら、その内容をこのファイルに1行足してよいか聞く 【シート】 (ここに特典①を貼る)
Claude CodeとCodexを両方使う場合
同じ内容を2か所で直すと、片方が古くなります。上のCodexの手順だけ行って前提を AGENTS.md にまとめ、CLAUDE.md には次の1行を足してください。直す時は AGENTS.md だけを直します。
@AGENTS.md
CLAUDE.md に既に前提を書いている場合は、消す前にコピーを取り、重なる所と食い違う所をAIに一覧にさせて、自分で確かめてから1つにまとめてください。
Codex
入れ方と料金は公式ページで確かめてください。Codexは、作業フォルダの AGENTS.md を読んでから動きます。
作業フォルダでCodexを開き、シートと一緒に貼ります。
このフォルダの AGENTS.md に、私と事業についての前提をまとめてください。 手順: 1. AGENTS.md が既にあれば読んでください。今ある内容は消さないでください 2. 下のシートを項目ごとの見出しで短く整理し、追記案を見せてください 3. 未記入の所は推測で埋めず、「未記入」と残してください 4. 私がOKしてから保存してください 次の決まりも入れてください: - 送信、投稿、購入、削除など表に出る操作は、必ず確認してから行う - 事実と推測を分けて書く - 私に直されたら、その内容をこのファイルに1行足してよいか聞く 【シート】 (ここに特典①を貼る)
Claude CodeとCodexを両方使う場合
同じ内容を2か所で直すと、片方が古くなります。上のCodexの手順だけ行って前提を AGENTS.md にまとめ、CLAUDE.md には次の1行を足してください。直す時は AGENTS.md だけを直します。
@AGENTS.md
CLAUDE.md に既に前提を書いている場合は、消す前にコピーを取り、重なる所と食い違う所をAIに一覧にさせて、自分で確かめてから1つにまとめてください。
覚えたか確かめる
新しい会話を開いて、次を聞いてください。同じ会話だと、さっき貼ったシートを見て答えてしまいます。Claude CodeとCodexは、同じ作業フォルダで開いてください。
私の事業を3行で説明してください。 そのうえで、私のお客さんに向けた投稿の案を1つ出してください。 前提のどこを使ったかも書いてください。
答えがまだ一般論なら、次の順に確かめます。
- Claude CodeとCodex:開いているフォルダが同じか、ファイルが保存されているかを確かめて、どのファイルを読んだか聞く
- Muse:前提を覚えていなければ、シートをもう一度貼る
- どれも問題なければ、シートの「お客さん」と「やり方」を足す
週に1回の見直し
見える範囲のやり取りから、私が直したことと新しく決まったことを一覧にしてください。 見えないものは「未確認」と書いてください。 覚えておく内容の追加案を出してください。私がOKするまで保存しないでください。